認知能力低下の症状⑤判断力障害

善悪の区別がつかなくなることも

判断力が低下すると、善悪の区別がつかなくなったり、洋服のコーディネートができなくなったりします。たとえば、普段からオシャレに気を遣っている人が、ある日突然色や柄がチグハグなファッションを身に付けるケースがあります。これは、色や柄などを組み合わせるとどうなるか、という判断ができなくなったことが原因です。また、物を買うためにはお金を払わなければならないという判断ができなくなるため、買い物などにでかけたら万引をします。とはいえ、本人は全く悪いとは思っていないので、「万引してはいけない!」と怒っても効果はありません。
初期症状としてわかりやすいのが、料理の味付けが変わったり、自分で管理していた薬の飲み忘れが多くなったりすることです。このような症状が現れたら、専門医に相談するようにしましょう。