瞑想で脳の健康を維持
「観察瞑想」が脳機能サポートに役立つ
脳の健康を維持するために良いとされる方法のひとつに瞑想が挙げられます。数ある瞑想方法の中でも「観察瞑想」は瞑想中にわき起こる思考や感情、体の変化などをそのまま観察して受け流す方法です。「今、涼しいと感じているな」「肩にコリを感じているな」など頭にパッと浮かんだ思考や感覚をそのまま映像で見ているかのように客観的に観察するもので、やや上級者向けの瞑想法になります。
観察瞑想は「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」の活性化に非常に有効とされています。DMNとは脳内の様々な場所において構築されているネットワークのことを言い、過去に起きた記憶であったり想いを繋いで呼び起こす際に大事な役割を果たしてくれます。集中して何かに取り組んでいるときには低下しますが、何も考えない無の状態でいるときには逆に活性化します。観察瞑想を取り入れることでこのDMNが活性化し、過去の色々な思い出や記憶を呼び起こしやすくなり、想像する能力であったり発想する能力を高めてくれるのではないかと言われています。