血糖値が高いと物忘れしやすくなる

血糖値が高い人は、認知機能の低下に注意

近年高血糖と物忘れ(認知機能の低下)の関連性の高さが注目されています。糖尿病患者と認知機能との関係を調べた研究によると、血糖値の平均値が高い人ほど記憶に関係するテストの成績が悪かったという結果が出たのです。
高血糖が物忘れを引き起こす原因となるのが、すい臓から出るインスリンです。身体の中の糖の量を調整して血糖値を調節するのがインスリンの働きです。ところが、食べ過ぎや運動不足などによって血糖値が高くなると、脳に届くインスリンの量が減ってしまうことが分かってきたのです。その結果、記憶力や注意力に関係する機能に影響が出て、物忘れをしやすい状態になってしまうと考えられています。