睡眠不足が脳の老化を早める

質の高い睡眠をしっかりと取ることが大切

日常的に睡眠不足の状態を続けていると、がん、糖尿病や高血圧などの生活習慣病から、うつ病などの精神疾患まで、さまざまな病気のリスクを高めることが分かってきています。 さらに、最近の研究では睡眠不足が脳の老化を早めることも分かってきました。シンガポール国立大学の研究によると「睡眠時間が短い高齢者は脳の老化が早い」という研究結果が出たそうです。睡眠時間が1時間短くなるごとに脳の萎縮が進み、記憶力や情報処理速度などのテスト結果を合わせた総合的な認知機能も低下するのだとか。
さらに、布団に入ってもなかなか眠れない、夜中や早朝に目が覚めてしまう、悪夢を見る、といった睡眠の質が低い場合にも、認知機能に影響があることがわかってきました。しっかりと睡眠を取り、さらにその質を高めることが、脳の老化を防ぎ、物忘れや認知機能の低下を防ぐことにつながるといえそうです。